【2022年度】火災保険不払いランキング!払い渋りを受けないための方法

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火災保険の給付金が不当に支払われないことを「不払い」と言います。
火災保険会社によって異なる不払い率をランキングで確認し、保険会社選びの参考にしましょう。
火災保険の不払いとは
火災保険申請をしても、「不払い」の結果になる可能性があります。
不払いについて、知っておきたい基礎知識をご紹介します。
給付金をもらうには申請が必要
火災保険の給付金を受け取るために、火災保険申請の手続きが必要です。
火災保険申請の際には、以下の書類をすべて用意し、保険会社へ提出します。
火災保険申請する際に必要な書類
- 給付金請求書(保険会社から送られるフォーマットを使用)
- 事故状況説明書(保険会社から送られるフォーマットを使用)
- 調査報告書(修理業者へ依頼)
- 修理の見積もり書(修理業者へ依頼)
- 被災箇所を示す証拠資料(屋根の被害がわかる写真など)
調査報告書や見積もり書は、修理業者へ「火災保険申請を考えている」と伝え、書類を準備してもらいます。
詳しい書類の書き方は、こちらから確認しましょう↓
火災保険申請サポートを利用すれば、効率よく申請が進められます↓
火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
お気軽にご相談ください
もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
住宅保険の窓口は、無料調査後のご契約を徹底しております。他社の無料調査前のご契約と違って、その後、申請サポート解約による手数料も一切発生いたしません。
給付金がもらえないこともある
火災保険申請では、審査落ちして給付金がもらえない可能性があります。
被害箇所に対して給付金を支払うかどうか・給付金の金額が妥当であるかを判断するのは、保険会社です。
難しい申請手続きに時間と労力をかけても、必ずしも給付金を受け取れるとは限りません。
審査落ちの要因の多くは、損害箇所を「経年劣化」とみなされてしまうことです。
経年劣化とは
時間の経過により自然と起こる、色褪せ・機能不全など
年月が経って劣化した箇所は、火災保険の補償にはなりません。
保険会社の担当者に「火災・自然災害による損害か定かではない」と認識された場合には、経年劣化と判断される傾向があります。
たとえ補償の対象になる損害箇所だったとしても、給付金が受け取れない事例も発生しています。
不払い基準は、保険会社によって異なる
給付金の不払いを払い渋りと呼ばれていて、次のように定義されます。
払い渋りとは
保険会社が損害を認めず、給付金が不当に支払われない・減額されること
不払いの基準は、保険会社によって異なります。
保険会社は火災保険申請で提出された書類から、各社の基準を元に給付金額を判断します。
もし希望通りの結果にならなかった場合は、保険会社に理由を聞きましょう。
明確な理由があれば、説明してもらえるはずです。
不払いの結果になることがある、ということを知っておきましょう。
火災保険会社別・不払いランキング
保険会社には、できる限り払い渋りは避けたいところです。
不払いランキングの順位や、払い渋りされた場合の対処法を把握しましょう。
不払いランキングの基準
保険会社の不払いランキングは、次の基準で決定されます。
不払いランキングの基準
- 正味損害率の高さ(高ければ支払い件数が多い)
- 日本格付研究所がおこなう支払い能力・財務力の格付け(AAAが最も支払い能力がある)
- ソルベンシー・マージン率(200%を超えると安全性が高い保険会社)
正味損害率・ソルベンシー・マージン率は、本来保険会社の経営状況や安全性を分析するための指標です。
定量的に保険会社の支払い能力を測れるため、保険会社を比較する際の基準として適しています。
専門機関による格付けは、保険会社の財務力を評価した指標です。
AAAが最も高い評価で、AA・A・BBB・BBと続きます。
保険会社の宣伝文句やセールストークだけに惑わされず、いくつかの基準を元に判断しましょう。
契約時に選びたい、支払い率の高い保険会社
契約時には、会社ごとの正味損害率・ソルベンシー・マージン率・格付けの結果から、総合的に比較しておくと安心です。
支払い率が高いと考えられる保険会社13社は、以下の通りです。
ランキング | 会社名 | 正味損害率 | ソルベンシー・マージン率 | 専門機関の格付け |
---|---|---|---|---|
1位 | AIG損害保険 | 72.8% | 1301.5% | - |
2位 | キャピタル損害保険 | 31.7% | 2360.6% | AA |
3位 | 東京海上日動火災保険 | 60.8% | 863.6% | AAA |
同率3位 | 楽天損害保険 | 110.9% | 622.5% | A |
同率3位 | 共栄火災海上保険 | 59.2% | 1153.1% | AA |
6位 | 日新火災海上保険 | 57.9% | 1279.4% | - |
7位 | 損保ジャパン | 60.8% | 703.5% | AAA |
8位 | セコム損害保険 | 60.0% | 687.2% | AA |
同率8位 | あいおいニッセイ同和損害保険 | 58.6% | 818.9% | AA |
10位 | ソニー損害保険 | 59.8% | 746.5% | AA |
11位 | 三井住友海上火災保険 | 59.8% | 746.5% | AA |
12位 | SBI損害保険 | 68.3% | 545.5% | - |
同率12位 | 大同火災海上保険 | 50.7% | 745.2% | BBB+ |

窓口
支払い率の高い保険会社でも、不払いの件数はゼロではありません。
払い渋りの対処方法
保険会社に払い渋りされた際には、然るべき対処しましょう。
火災保険申請の審査に落ちてしまったら、再審査要求ができます。
再審査請求とは
「給付金の支払い対象ではない」と判断された被害について、申請者が判断内容に納得いかない場合、再度審査を要求すること
再審査要求は、本来は補償の対象になるはずの被害が不払いになってしまった場合に可能な手段です。
再審査要求があった場合には、保険会社が外部の専門家を招いて「給付金支払審査委員会」を開きます。
再審査請求書や根拠資料に基づいて審査がおこなわれ、審査結果が知らされます。
払い渋りされた際には、理由を聞いた上で落ち着いて対処しましょう。
かしこく保険会社を選ぶコツ
給付金の不払い(払い渋り)によって損をする確率を下げるためには、保険会社の選び方が重要です。
かしこい保険会社の選び方をご紹介します。
情報収集せずに決めるリスク
火災保険会社を選ぶ際には、情報収集が肝心です。
火災保険で備えておくことで、住宅のいざというときに安心できます。
しかし、選び方次第では、実際に火災・自然災害の被害を受けたのに補償の対象外になってしまう事例もあります。

窓口
保険会社は、営業マンの印象・保険料の安さ・保険会社の知名度だけで判断しないようにしましょう。
火災保険の価値は、保険料だけでは判断できません。
保険料がいくらお得に見えても、いざというときに役立たないようでは、払い損になってしまいます。
自ら情報収集し、さまざまな観点から比較検討しなければなりません。
事前にチェックすべきポイント
保険会社を検討する際に、チェックすべきポイントは以下の通りです。
保険会社の検討時にチェックするポイント
- 保険料
- 保険の対象
- 保険の補償内容
- 契約件数
- 売上高
- 正味損害率
- 日本格付研究所の格付け
- ソルベンシー・マージン率
- 口コミ
保険会社を選ぶ際には、いくつかの保険会社の似たような保険プランで、保険料・保険の対象・補償内容を比較検討しましょう。
同時に、保険会社の契約件数・売上高・支払い能力を測る基準から、最も安心できる会社を選びます。
口コミも積極的に確認し、特に火災保険申請時に悪い評判がないかを見ることで、不払いリスクを下げられます。
火災保険申請サポートに相談しましょう
火災保険申請の不払いリスクを軽減するために、火災保険申請サポートへ相談しましょう。
火災保険会社や保険鑑定人が保険のプロである一方で、申請する加入者は保険の前提知識で劣ってしまいます。

窓口
給付金額の交渉・再審査要求では、知識面で言い返せず、納得のいく結果にならないかもしれません。
申請自体さまざまな書類や証拠資料を提出する必要があるため、自分1人ではかなりの時間と労力がかかってしまいます。
保険の知識を持った火災保険申請サポートの力を借りることで、火災保険のプロが申請手続きのアドバイスをしてくれます。
まとめ
火災保険申請をしても、不払いの結果になれば給付金はもらえません。
保険料の払い損にならないよう、保険会社の選び方・火災保険申請は慎重におこないましょう。
住宅保険の窓口では、給付金が確定するまで費用は一切かかりません。お気軽にお問い合わせください。