火災保険の申請期限は3年!台風被害の対応方法を解説

住宅ほけんの
窓口

台風の被害に遭ったら、修理費用として火災保険の保険金を利用できます。

保険金を受け取るためには、期限内に火災保険申請をする必要があります。

火災保険の申請期限や、台風被害に遭った後の対処について確認しましょう。

本記事はこんな人におすすめです
  • 台風の被害への対処法を知りたい
  • 台風の被害を火災保険申請したい
  • 火災保険申請の期限・ポイントを知りたい

台風に被災したら

台風の被害に遭ったら、まずは身の安全の確保を最優先にしましょう。

身の安全が取れたら、住宅の被害について次のように対処していきます。

台風に被災したら

  • 台風直後の応急処置
  • 被害が落ち着いたらすること
  • 次回の台風への備えも重要

台風直後の応急処置

台風の直後には自宅の被害を確認し、必要に応じて応急処置をします。

本来は、被害後すぐに業者へ依頼するのが最も安全で確実です。

しかし、台風被害の直後などは業者の手が追いつかず、依頼後すぐに対応してもらえないことも考えられます。

自分でできる応急処置の方法を認識しておきましょう。

台風直後の応急処置の方法

  • 雨漏りには、たらいやバケツで水を受ける
  • 防水テープやコーキング剤で隙間を埋める
  • 屋根に広めにブルーシートを張る(高所作業なので注意)

中でもブルーシートを張る処置については、屋根へ登っての作業が必要になります。

屋根は想像以上に足場が不安定な上、特に大雨の後の屋根は足元が滑りやすいものです。

高所から落下すれば大怪我につながる恐れもあるため、自信がなければ無理はせず、業者の対応を待ちましょう。

被災後、落ち着いたらすること

台風が落ち着いて応急処置を済ませたら、住宅への被害状況を確認します。

安全のため、ヘルメットや帽子を被り、長袖・長ズボン・靴を着用して点検を行いましょう。

被害状況をチェックする際のポイントは次の通りです。

住宅の被害状況のチェックポイント

  • 落下物・倒壊の危険はないか
  • 水に浸かってしまった配線が安全か
  • 断線した電線が家屋に触れていないか
  • 危険物(灯油・農薬など)の流出がないか

もし落下や倒壊の危険性・配線の漏電・断線した電線がある場合には、しかるべき機関への連絡や補強などの対応をしましょう。

また、浸水などの被害があった後は、悪臭や汚れが残りやすく、伝染病が発生してしまうこともあります。

家の中の風通しを良くして乾燥させておき、床下や家の周りには石灰を撒くなどして消毒します。

特に、建物・家具・水道水は十分に消毒してから使用するようにしましょう。

家財保険で給付金を受け取れる?火災保険につけるべきかも解説

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次回の台風への備えも重要

台風が発生しやすいシーズン中は、何度か台風被害に遭ってしまうことも考えられます。

次の台風による住宅への被害を最小限に抑えるため、次のような対策を取りましょう。

住宅の台風への備え

  • 窓は飛散防止フィルムなどで補強をする
  • 窓や雨戸はしっかりと鍵をかける
  • カーテン・ブラインドを閉じる
  • 側溝・排水口を掃除して、水はけを良くする
  • 風で飛ばされそうな物を固定したり、家の中へしまう

住宅への被害を最小限に留めるためには、台風が来る前の対策も重要です。

気象情報はこまめにチェックしておき、大雨や強風が迫る前にできる限りの対策をしておきましょう。

【参考】自分で行う災害への備え|気象庁

台風の直後は、二次被害の危険性もあります。
油断せず、身の安全を第一にしましょう。

火災保険申請期限は3年(遡及可能)

台風により住宅が被害に遭ってしまったら、火災保険の保険金を受け取れる可能性があります。

火災保険申請には、手続きの期限があります。

火災保険申請の仕組みや期限について、正しく理解しましょう。

火災保険申請には期限がある

  • 火災保険は台風被害もまかなえる
  • 火災保険申請は遡及ができる
  • 火災保険申請の期限が過ぎていたら

火災保険は台風被害もまかなえる

火災保険の補償の対象には、台風による被害も含まれることがほとんどです。

火災保険の補償の対象は、過去3年以内の火災・自然災害・事故による被害です。

多くの保険で、台風や強風、大雨などの風水害による損傷も含まれます。

火災保険はその名称から、「火災による被害だけが対象なのでは?」と勘違いしてしまっている加入者も多くいます。

しかし、保険料は同じだけ支払い続けるため、補償の対象になるものを申請しなければ、保険料の払い損になってしまうでしょう。

損をしないためにも、加入している火災保険について正しい知識を持つ必要があります。

台風の被害を受けたら、火災保険の利用を検討しましょう

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火災保険申請は遡及できる

火災保険には、被害を申請する期限があります。

火災保険申請の期限

火災保険申請・保険金請求の期限は、法律上「損害を受けてから3年以内」です。

台風などの自然災害による被害から3年が経過してしまうと、火災保険申請の対象外となり、申請しても保険金を受け取れない可能性が高いでしょう。

裏を返せば、過去3年以内の台風による被害なら、さかのぼって申請することが可能です。

過去の被害だからと諦めてしまうことなく、3年以内に申請をして審査にさえ通れば、保険金を受け取って修理費用に充てることができます。

火災保険申請サポートを利用すれば、効率よく・確実に申請が進められます↓

火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
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もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。

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火災保険申請の期限が過ぎていたら

もし台風による被害が3年以上前になってしまっていた場合、原則保険金を受け取ることは難しいでしょう。

しかし、保険会社や災害の規模によっては、独自の請求期限を設けられている場合もあります。

保険会社の定める請求期限内であれば、申請をして保険金を受け取れる可能性があります。

ただし、被害から時間が経てば経つほど、審査に通りにくくなるリスクがあります。

時間が経った被害箇所は、「自然災害による被害」か「経年劣化」かの判断が付きにくくなります。

保険会社は、自然災害による損害かどうかの判断がしにくい箇所については、経年劣化と判断する傾向があります。

結果として審査落ちになり、本来なら受け取れたかもしれない保険金を受け取れない可能性があるでしょう。

3年以内であることに加えて、被害が生じてからなるべく早いタイミングでの申請が無難です。

火災保険申請でよくある勘違いやトラブルは、こちらのリンクから確認できます。

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台風の被害が発生したら、なるべく早く申請しましょう。

火災保険の上手な使い方

火災保険をうまく使う上で、さまざまなポイントがあります。

審査落ちなどで損をすることのないよう、コツを把握しておきましょう。

火災保険の上手な使い方

  • 台風被害を火災保険申請するポイント
  • 火災保険申請で損をしない
  • 火災保険申請に通りやすくする方法

台風被害を火災保険申請するポイント

台風による住まいの被害を火災保険申請する際には、以下のようなポイントを意識しましょう。

台風被害を火災保険申請するポイント

  • 補強工事ではなく「不測事態予防工事」として伝える
  • 修理業者に伝えて、部分交換の見積もりにしてもらう
  • 材工(材料費+手間賃)で見積もりを出してもらう
  • 部材などの項目も明確に分けてもらう
  • 複数の相見積もりを取り、1番高い見積もりで申請する
  • 被害を受けたと思われる箇所はすべて含めて申請する
    (網戸・ガラス・サッシ・門扉・塀・テラス・カーポート・フェンス・雨どい・庭木・物置など)

保険の鑑定人は、被害箇所の見積もりや修繕の方法、不要な施工がないかなどをチェックします。

少しでも不明瞭な点や経年劣化によるものが含まれていると判断されないよう、明確で詳細な見積もりを用意してもらうようにしましょう。

台風被害(風災)の火災保険見積書の取り方を解説

火災保険申請する際には、修理業者から見積もりをもらうなどの準備が必要です。 台風被害(風災)の見積もりをもらう際のポイントや、費用負担を最小限に抑える方法を把握…

火災保険申請で損をしない

火災保険申請で損をしないために、以下のような点に注意しましょう。

火災保険申請で損をしないための注意点

  • 被災後は早めに資料請求する
  • 申請書類の内容は、詳細かつ明確に記入する
  • 被害を受けた箇所の専門修理業者へ依頼する
  • 見積もり内容は20万円以上になるようにする

特に広い地域に及ぶ台風被害の場合、保険会社へ同様の申請が相次ぐものです。

序盤の被害連絡・資料請求が遅くなれば、保険金を受け取るタイミングも後手になってしまいます。

そのため、台風の被害後はなるべく早く申請書類を請求し、手続きを進めましょう。

また、見積もりの内容があまりに相場よりも高い場合には、保険の鑑定人が現地調査へ派遣される可能性が高くなります。

保険の鑑定人の人数も限られているため、さらに手続きの進みが遅くなってしまうかもしれません。

できる限り書類上での判断をしてもらえるよう、適切な見積もりの提出や、詳細で明確な書類記載を心がけましょう。

火災保険申請に通りやすくする方法

火災保険申請に通りやすくするために、次の書類を欠かさずに用意しましょう。

火災保険申請に通るために必要な書類

  • 保険金請求書
  • 事故内容報告書
  • 修理の見積もり書
  • 被害箇所の写真

火災保険申請では、修理したい被害箇所が「自然災害による損害である」ことを証明する必要があります。

そのため、提出する書類に不備や疑問点があれば、保険の鑑定人が現地へ派遣されて説明を要求されたり、審査に通らず保険金が全く降りなくなってしまうケースもあります。

保険金が降りなければ、修理費用はすべて自己負担になってしまうでしょう。

また、保険金を受け取るためのポイントを意識した書類をすべて自分で作るには、かなりの時間と労力を要します。

台風被害を受けた後は身も心もダメージを負ってしまう人が多いため、さらに書類や手続きの負担がかかれば、相当なストレスを感じてしまうでしょう。

最小限の労力で保険金を確実に受け取るために、火災保険申請サポートの助けを借りることが可能です。

火災保険の知識を持ったプロが、申請にまつわる各ステップをお手伝いしてくれます。

一人きりで抱え込むよりもずっと楽に・確実に、申請を終えることができるでしょう。

火災保険申請サポートの詳細については、こちらのリンクから知ることができます。

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台風の被害をお得に修理するために、火災保険申請サポートを上手に活用しましょう。

まとめ

自宅が台風の被害に遭った場合には、応急処置から修理の依頼までやることが大量に発生します。

また、保険金を受け取るためには、3年以内のなるべく早いタイミングで火災保険申請をする必要があります。

少しでも費用ややることの負担を抑えるためにも、火災保険申請についてはサポートの力を借り、より確実に保険金を受け取りましょう。


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