屋根修理詐欺の手口を事例から学ぼう

窓口
屋根修理の事例の中には、悪徳業者による詐欺被害も報告されています。
詐欺被害に遭わずに屋根修理ができるよう、正しい知識を身につけましょう。
知っておきたい屋根修理についての基礎
そもそも屋根の修理が必要なのはどういう状態か、知らない方がほとんどです。
屋根修理について、知っておきたい基礎知識を確認しておきましょう。
屋根修理が必要な状態とは?
屋根に次のような状態が見受けられたら、修理を依頼しましょう。
屋根修理が必要な状態
- 屋根材の浮き・欠損・割れ
- 屋根材同士の隙間
- 漆喰の割れ・剥がれ
- コーキング剤の剥がれ・劣化
- 金属屋根のサビ
どんなに小さな屋根の欠損や隙間でも、雨水が入り込んでしまうことがあります。
例えば、屋根材は約5mmの浮いてしまうだけでも、雨水が入り込んで雨漏りは発生します。
小さな欠損も見逃さず、先んじて修理をしておくことで、雨漏りなどを防ぐことが可能です。
屋根がダメージを受ける原因
屋根は「経年劣化」か「自然災害」によってダメージを受けます。
経年劣化とは
年月の経過によって、建物に自然に発生する傷み
建物の各箇所はすべて、時間の経過とともに劣化していきます。
そのため、劣化がひどくなる前に、定期的にメンテナンス(補修)が必要となります。
一方で、雨や台風などの自然災害は、建てたばかりの家や定期的にメンテナンスしている箇所にも被害をもたらします。
突然起こる被害はなかなか未然に防ぐことは難しいため、損傷が発生次第早急に修理をしましょう。
屋根修理にかかる費用
屋根修理を業者に依頼すると、修理の範囲や内容に応じた費用が発生します。
漆喰やコーキング剤などのひび割れは、数千円〜1万円以内でできます。
ただし、瓦の交換や雨漏りの修理、屋根全体の塗装となると数十万円の単位で高額な費用がかかることもあります。
費用はピンキリなので、修理が必要になった際には見積もりを作成してもらい、いくらかかるかを都度確認しましょう。
なお、自然災害による損傷の場合には、火災保険の補償対象となることがあります。
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火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
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もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
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屋根修理の詐欺被害
屋根修理業者の事例の中には、詐欺被害に遭ってしまったという事例も報告されています。
屋根修理の被害やよくある手口について、事前に把握しておきましょう。
屋根修理の詐欺被害の例
屋根修理について、実際に次のような詐欺被害の事例が発生しています。
屋根修理の詐欺被害の例
- 勝手に屋根に登られて、不必要な工事を契約をさせられた
- 「火災保険で無料で直せる」と言われて契約したが、結局給付金がもらえず自腹になった
- 頼んでいないのに修理を進められてしまい、工事費用を請求された
- 工事前の支払いを要求され、支払ったら持ち逃げされ、工事は行われなかった
詐欺被害の例には、あたかも「至急工事が必要」のような言い分や、「火災保険を使えば無料で修理できる」という文言で、営業してくる点が共通しています。
また、会社についてよく調べないまま、屋根の点検や工事をされてしまうケースもあります。
屋根に登らせたり、契約を進める前に、必ず会社についての情報や口コミを調べ、安全な会社かどうかを確認しましょう。
【参考】訪問販売によるリフォーム工事・点検商法│国民生活センター
よくある詐欺の手口
屋根修理の詐欺によくある手口は、以下のようなパターンです。
屋根修理の詐欺によくある手口
- 「火災保険の給付金で修理ができる」と契約を迫る
- 軽微な工事を積み重ねることで、高額な修理費用を請求する
- 大したことのない損傷でも、危険だと言って高額なリフォームを勧める
屋根修理では、お客様が屋根の上を直接見られないことを逆手にとる手口が横行しています。
特に、火災保険申請では高額な保険料が降りることもあるため、修理業者は無理にでも高額な見積もりを作ろうと工夫してきます。
また、損傷や劣化が大したものではないにもかかわらず、「すぐにでも修理しないと危険か」のような言い分で営業をしてくることがあります。
上記のような対応をされた場合には「焦ってすぐに契約をしない」、「会社の情報や口コミをリサーチする」、「他の業者にも相見積もりをお願いする」などの対策を取りましょう。
詐欺被害に遭わないためのポイント
正しく対策することで、詐欺を未然に防ぐことが可能です。
詐欺被害に遭わないための対処法や、もし遭ってしまった場合の対応方法を知っておきましょう。
詐欺に遭わないための対策法
詐欺に遭わないために、屋根修理を依頼する際には以下のことに注意しましょう。
詐欺に遭わないための対策法
- 訪問業者・電話営業は相手にしない
- 営業されたその場ですぐに契約しない
- 契約前にしっかり説明を受ける
- 契約書をすべて読む
- 契約書に曖昧な項目や不足している記載がないか確認する
- 工事代金を支払うのは、工事が終わってからにする
悪徳業者は、営業の仕方・契約までの急かし方・契約書の内容などにあやしい点があることがほとんどです。
後悔することのないよう、修理の依頼は慎重に行いましょう。
詐欺被害に遭ってしまったら
詐欺被害に遭ってしまった場合には、なるべく早く契約書の内容を見て、クーリングオフの記載があるかを確認します。
契約書にクーリングオフの記載がある場合、契約してから8日以内であれば、契約自体を無効にできます。
不明な場合には、最速のタイミングで消費者センターへ連絡をして、クーリングオフが可能かを問い合わせましょう。
【参考】訪問販売でリフォーム工事の契約をさせられた│特定商取引法ガイド
詐欺かどうか判断できず不安な場合には、リフォーム粉砕処理支援センターの「住まいるダイヤル」を活用しましょう。
「住まいるダイヤル」では、見積もりの無料チェックなどを匿名で行ってもらうことができます。
中立的な立場からアドバイスをもらうことで、自分の知識だけで独断で判断をすることにならず、安心しやすいでしょう。
【参考】住まいるダイヤル|公益社団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
こんな業者を選べば安心
詐欺に遭わないために、次のような特徴のある業者を選びましょう。
優良業者の特徴
- 地域に根付いた企業である
- 実績件数が多い業者
- リフォーム瑕疵(かし)保険に加入している業者
- 事務所が車で1時間圏内
- 点検時に写真を見せてくれる
- 見積もりが詳細かつ明確である
- 説明が丁寧
- 工事中に職人以外がチェックしにきてくれる
- 工事後も点検をしてもらえる
修理業者は、離れた場所にある業者ほど出張料が高額になりがちのため、近くにある業者から選ぶようにしましょう。
特に、長年の実績があり、地元で愛されている業者・企業を選ぶのが無難です。
また、工事前後の対応についての口コミを確認し、丁寧で明確な対応をしてもらえたなどの記載があれば、より安心でしょう。
まとめ
屋根修理は、お客様から屋根の上が見えにくいため、業者側が強気に出てきます。
急かされるままに焦って判断せず、数社から相見積もりをもらうなどして検討を重ね、優良企業に修理を任せるようにしましょう。
住宅保険の窓口では、給付金が確定するまで費用は一切かかりません。お気軽にお問い合わせください。